2010/05/22

織タグ赤糸サイズ表示のGQ1半袖Uネック

グンゼの肌着(GQ1半袖Uネック)を長らく愛用しているのである。肌触り、シルエット、耐久性、縫製、全てにおいて完成されたプロダクトである。米国のHanes, Fruits, Miller 等とはレベル違いの高クオリティであり、BVDには欠ける情緒があるのです。
質が高いだけに穴が開いたり生地が伸びきってしまうことも無いので、我が家のクローゼットにはいい具合にへタレて味わいを増したGQ1(と快適工房)が大量に詰っているのである。どれも一見同じように見えるのですが、製造時期によって生産国やタグが異なるとこにまた愛着が湧くのです。国産の織タグ、タイ産の生地にダイレクトプリントしたもの、タイ産のプリントタグ、中国産のプリントタグ(現行仕様)、とタグの変遷を見ながらグロバリズムについて考えてみたりするのです。近頃は、快適工房というGQ1と同シルエットながら国産に拘ったシリーズを愛用し、反グロバリズムの意志表示を小さくしてみたりしているのである。

2010/05/20

わさびをかじっても辛くない

庭の小川に自生している山葵の葉が青々と茂ってきて、食べ頃である。根は岩魚の刺身の時くらいしか獲らないことにしている(根絶しないよう気を配っているのである)が、この葉は遠慮無く頂く。ピリリと爽やかな辛さがあって旨い。バジルのような感覚で様々な料理に使えるのです。
ところで山葵の根ってのは不思議なもので、そのままかじっても辛みが無い。細かくおろして初めて辛くなるのである。なんでも細胞を細かく磨り潰すことによって辛み成分が出てくるのだそうである。
この原理を応用して、食べ方によって全く味の変わる人工食品を開発出来ないだろうか?シャブシャブだとさっぱりポン酢味で、ミンチにするとこってりソース味に変わる、合成肉とか。冷たいと甘口で、温めると辛口に変わる、親子のカレーとか、、、

2010/05/11

竹の持つ可能性(装飾品としてでない)

知り合いの山から竹を少々分けてもらったのです。こいつでまずは、豆や胡瓜の支柱を作ろうと思うである。
竹というのは、木と草の中間にあるような不思議な植物なのである。筍の状態の時にある節の数が、そのまま竹の節の数になるという話は有名だ。つまり、それぞれの節の間が成長してゆくから、その成長速度は驚くほどに早いそうだ。節が20あれば、普通の植物の20倍のスピードで成長するということになる。凄い。
用途だって色々。昔から、例を挙げきれぬ程に様々な用途に使われてきた。食材として、容器として、構造材として、編物素材として、、、。とても有用な自然資源なのである。さあ、何を作ろうか。
そういえば以前に、隈研吾氏の「竹の家」の竹の中には鉄筋が仕込まれているという話を聞いて落胆した覚えがある。外見は、吉永小百合のCMに相応しく美しいのですが。

2010/05/09

来年は自家製サイダー(リンゴ酒)で

リンゴの花が開き始めた。かわいらしい花を愛でながらリンゴ酒(残念ながら自家製では無い)をちょいと一杯。ふと気付くと、「りんご追分」をつい口ずさんでいる。
日本人は、桜にばかりこじつけて酒(大抵缶ビール)
を飲むが、真に花を楽しむ気持ちがあれば、美しい花は他に幾らでもあるのである。梅(&梅酒)で始まった今年の花見は、第2弾が桜(&桜酒)
、第3弾が桃(&桃酒)、そして第4弾がこのリンゴなのである。花見シーズンはまだまだ続く。
さて、来週からはリンゴの花摘み開始である。美味しい実を成らせるには、そして旨いサイダー(日本では気取って「シードル」と呼ばれるが、あえて素朴に「サイダー」と呼びたい。「チョコ」を「ショコラ」と呼ぶような伊達男にはなれないのである。)を作るには、せっせと花を摘んでやらなくてはならないのです。

2010/05/03

ゴールデンウィークは一家総出で農作業

ようやく暖かくなってきたので、「せっつぁば」を耕し、畝を起こして、芋を植えたのである。
まずは、じゃが芋達。インカの芽生えを半畝、メークイーンを一畝、男爵を一畝。種イモを2-3等分に切り、高さ10cm程度の畝に30cm程の間隔で植える。鶏糞、菜種粕、堆肥を入れて埋めれば良し。
次にさつま芋を一畝。こいつはちょいと手が掛る。藁を敷き、米ぬかをたっぷりとかけてから、土を盛って30cm程の畝を立て、マルチ(除草、保温、保湿の為に畝に被せるカバー)を掛ける。これでしばらく置いておくと、藁によって畑の窒素分が吸収されて、さつま芋に適した土になるのである。今日はここまで、苗は後日植える。
最後に里芋も一畝。こいつは丸のまま植える。あとはじゃが芋と同じ要領で埋めてから、最後にマルチを掛けてやる。里芋は他の芋より水分を必要とするので、マルチを被せて保湿してやる。
ゴールデンウィークというのは、農業にとっては大忙しの一週間なのである。会社務めをしている若夫婦も帰省し、爺さんから孫まで三世代総出で農作業なんて風景は微笑ましいものである
。子供には土まみれの服が良く似合う。悠長に旅行なんて楽しんでいては、スーパーで農薬タップリの野菜を買うはめになってしまうのです。