2010/06/28

ズッキーニのリゾット(ブルーノ・ムナーリ風)を作る途中

ズッキーニは胡瓜のような形をしているので、瓜科の植物であり蔓を伸ばして育つものと思い込んでいたが、どうも違うらしい。
幹が長く延びる気配は全く無く、その場でどんどんと葉を大きくしてゆくのである。ズッキーニの実は株元付近に次々と生る。
順調に実が生り、花を咲かせ、後は実がグングンと大きくなるものと待つのだが、これが期待通りに育たないのである。5-10センチの長さに育つと、グジュグジュと柔らかくなってきてしまうのである。毎回ガッカリ。
原因はなんなのだろう?受粉がしっかりされていないのだろうか?まずは、雄花と雌花を見極めて手でしっかりと受粉させてみよう。
梅雨の湿気が原因か?大きな葉を少し落として通気性を高めてみようか?

2010/06/22

掘り出された根はちょっと恥ずかしげ

落葉松の根をユンボで抜いてみた。予想通りに大きいのである。とても人力では動かせない。しかも松脂でベタベタ。
こいつが200本以上あるのですから、困ったのです。どうしましょう?積み上げたらかなり大きな山になりそうである。
地中にあるべき根が地上に掘り上げられた様相は、殻を外されたエスカルゴのようであり、浜辺に打ち上げられたクラゲのようであり、祭りの後のナマハゲの面のようでもある。

2010/06/19

日本の松や杉の木はタダ

思い切って落葉松の人工林を全て伐採したのである。土地は一気に開け、日が差し込み、爽快な解放感である。ここに、こつこつと様々な樹種の苗木を植えてゆき、感じのいい雑木林に再生させようと思っているのである。何十年もかかる大仕事になりそうである。
相当量の落葉松があったので、業者に伐採を頼んだのだが、引き取り価格は0円である。50-60年もかけて育った高さ20-30mの原木数百本が0円。この現状には驚きである。(決して足元を見られたわけでもないようなのである。)日本では杉や松の原木はただ同然、下手したら引き取り代をとられるような状況だそうである。
ではなぜ、輸入材より国産材が高いのか?原木をただ同然で仕入れているのに国産材は高い。海外の業者が原木を仕入れ、切り出し、製材し、わざわざ日本まで運んできた方がよっぽど安いというのだから驚きである。
どうも、日本の林業界の政策は解せないことだらけなのである。林業再生の為には巨額の国費が投じられていながらも、彼らは貴重な広葉樹の自然林を伐採し、有り余っている針葉樹を植樹して人工林に変えてきた。
針葉樹の間伐材利用がエコだとうたわれるが、問題の本質はそんな表面的な場所には無いと思うのである。そもそも、長い年月をかけてバランスを保っていた自然林を、何故、間伐の必要な人工林に変えてしまう必要があるのだろうか?それによって一体誰が利益を得てきたのであろうか??少なくとも我々一般市民には何の利益もない。逆に、不快な花粉症で悩まされる人々が急増しているのである。

2010/06/17

じゃが芋4畝土寄せ、ミミズ6匹殺害

この頃、じゃが芋がグングン伸びるのです。伸びる度に土寄せ(良い芋を実らせる為に土を盛ってやる)をするのですが、今年はもう4度の土寄せをし畝高50cm以上に達したのである。このペースだと収穫までには1m近い畝高になってしまうでしょう。そうなっては、畑仕事というより、土方仕事、をしているような絵なのです。
葉ばかりが養分を吸収した為に肝心の芋が小さい、なんてオチにならないことを願いたい。こいつは冬場の大切な保存食なのです。

2010/06/14

開拓者達の余興

週末は渋谷SOFTの十周年記念パーティーが行われたのである。この店、エアコンディションド、エル・ウルティモ・グリート、ジャム、を招いてインテリアデザインを行った店なのである。知る人ぞ知る東京の新鋭デザインバーであったこの店も、10年経つといい感じの風格が出てきた。10年の間には、インテリアデザインも微修正を繰り返されて来たが、基本コンセプトは変わらずに当時のまま残されているのである。「スケール及び目線の操作による、感情の刺激」がオリジナルデザインコンセプト。
この日は、東京のクラブシーン創世記を支えた大御所DJ陣(ミュージシャン)、中西俊夫、立花ハジメ、高木完、の3ショットDJが実現。立花ハジメ氏のDJ姿なんて初めてお目に掛ったが、ナイーブな表情をしていると思いきや、突如のマイクパフォーマンス。これには、観客茫然。さすが?である。
しかし、都会は疲れていけない。山に癒してもらおう。

2010/06/05

メーキャップ(偽装)住宅

おかしな家(お菓子の家ならいいのだが)があるものである。
一見、バルコニー付きのログハウスなのだが、横に回り込むと何かおかしい。突如プレハブの倉庫が現れるのです。よくみるとプレハブの倉庫が重たげな仮面を着けているのです。
正面にだけに、タイルを張ったりして化粧を施した建築物を都会では良く見かける。両脇を他の建物に挟まれて立っているので、それ程目立たない。いや、見慣れているから違和感を感じないだけだろう。
これと同じ発想のもとに建てられた家(別荘?)であろうが、山の中では大いなる違和感を発している。
自然の中では、濃い化粧をバッチリ決めた女性の薄っぺらさが際立つ、のと同じである。

2010/06/04

生存率5%以下

林檎の花見をつい先日にしたと思ったら、あっという間に花は落ち、実が膨らんできた。既にさくらんぼ大である。
蜜蜂がせっせと働いてくれたおかげで、なかなか良い結実具合である。さて、そろそろ摘果作業の開始である。ああ忙し。
林檎ってのは一つの蕾から5つの花が咲き実を結ぶ、まずはその中の一番元気な実を残し、4つの実を落とす。さらに、残した実の中での選別を行い、一枝につく実の数を1/4程度まで減らす。この一連の摘果作業により、およそ1/20(1/5×1/4)にまで実の数を減らしてやるのである。また既に花のつく前の段階で、一割程度の枝を落としている。ここまでしてやらないとスーパーに並ぶ林檎の大きさには育たないのである。
なんて不自然な果物を我々は食べているのだろう?全ての食物は、人間が作り易いように、食べやすいように、改良(奇形化)されてきたという現実に直面し、しばし考えてみたりするのである。うちの林檎は小さく沢山実
らせてみようか?