2011/04/30

牛乳風呂には最適です

プラスティックやFRPの質感はどうも好きになれないので、バスタブはホーロー製を選んだのです。鉄にガラスの釉薬をかけた伝統技術、どこか懐かしく手の温もりを感じるのです(実際にはひんやりと冷たいのですが)。
近頃では、重くて、割れやすい、ホーローは工事効率が悪く施工業者からは嫌われるようです。所詮他人の家ですから、施工業者は楽でリスクの少ない施工法(日本の風呂はほとんどユニットバスになってしまいました)を好みます。施主の拘りの少ないこの日本では、器具や工法の選択はほぼ業者任せですから、このままではホーローのバスタブは近い将来消えてしまうかもしれません。皆がもう少し、自分自身の家作りに積極的に係わるようになるといいのですが。
バスタブに脚を取り付ける。排水口とオーバーフロー口を取り付け、その2つの口を排水管で繋ぐ。水が溢れそうになるとオーバーフロー口から水が流れ出て排水口と合流する仕組み。さらに、この2つの口にあるキャップは連動しており、オーバーフローキャップを回すと排水キャップが開閉する。
さあ、これからが大仕事、風呂場の防水工事、タイル貼り、をしっかりとしなくてはなりません。在来工法の風呂は手がかかります。

2011/04/25

山中のブロンド

窓の外に金色の物体が見える。あんな所に何かあったかな?と凝視していると、動いた。白い顔がこっちを見た。テン、あれはキテンに違いない!(写真中央奥)
ふわふわで美しい金色の毛皮は、美しく、可愛らしく、神秘的である。そして白い顔はなんだか高貴。
よし、餌付けにチャレンジしてみよう。肩や頭に乗せればとっても暖かいに違いない。うちには、まだ鶏もいなければ生簀も無いので、敵ではない。きっと友達になれるだろう。

2011/04/05

電気や灯油が無くても風邪をひかない

雪により中断を余儀なくされていた作業を再開したのです。まだまだ雪が深く車両ではとても近寄れない状況なので、橇を引いて部材を運び込まなくてはなりません。
ようやく、屋根から下げた煙突と薪ストーブとの接続作業です。ストーブ本体の重量は145kgもあるので、まずこいつを動かすのが一苦労。毛布で引きずり、腰を摩り、また引きずり、息を整え、また引きずり、汗を拭い、なんとか所定位置へ。屋根より煙突を一本づつ繋ぎ合わせながら下へと伸ばしてきて、いよいよ本体と接続しようとすると、10センチ足らない。屋根に上り、コーキング材を切り、支持金具のボルトを緩めて、煙突を10センチ下げる。今度はバッチリ。
しかし、まだまだ暖はとれません、燃料となる薪が無いのですから。山の雪が溶けたら間伐材を貰ってきて、薪割りに精を出さねばなりません。来冬の為の燃料を、せっせと自力で蓄えます。そうすれば、停電も灯油不足も関係無いですから。